TOP>●コンプレッサー交換時のご注意事項●
 

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カーエアコンは、クーラーサイクルで構成されています。
不具合が発生したら、コンプレッサーだけが悪いと判断されますが、
コンプレッサーがなぜ故障したかという原因を取り除かなければ、
再度焼きつき、異音の原因となります。

コンプレッサーを交換する際には、以下の点を必ず確認するようにしてください。


■可変式コンプレッサーを交換する場合

リキットタンク(ドライヤ)、エクスパンションバルブは必ず交換してください。
「新品」「新古品」「リビルト品」商品の場合は、
出荷時、コンプレッサーは既定のオイルが注入されておりますので、
ホース、エバポレーターの古いオイルをエアブローで除去してください。
(オイルが汚れていれば取り外して入念に何度も洗浄してください。汚れが取れない場合、
新品に交換してください。)

※オイルが多いと、オイルつまりを起こし、圧縮不良の原因となります。



■装着されていたコンプレッサーがロック(固着)していた場合

リキットタンク(ドライヤ)、エクスパンションバルブは必ず交換してください。
サイクル内に異物が残っている場合もありますので、サイクル内の洗浄も必ず行ってください。

焼き付いた場合は、特に低圧側ホース、高圧側ホース、パイプ、エバポレーターを
入念に洗浄してください。
コンデンサー内のオイルがねずみ色に汚れていたら、コンデンサーの能力が低下し
異常高圧になる為、コンデンサーを新品に交換してください。
(コンデンサー内の洗浄はできません。)
 
 
■高圧圧力が適正圧力より高い場合
 
冷媒ガス量の調整、冷却ファンモーター、コンデンサー等の点検を必ず行ってください。

※高圧圧力が高くなる状態とは 　１．冷媒の入れすぎ 　２．コンデンサー能力不足…コンデンサー新品交換 　３．コンデンサー冷却不足… 　　・コンデンサーモーターの不良 　　・ラジエーターの前にコンデンサーがついている場合、 　　　　ラジエーターの目詰まりによりコンデンサーの冷却不足になります。

ガス注入時は、20分以上真空引きをして、ガスの種類(R12 , R134a)に注意して
適量を入れ、入れすぎに注意してください。

※混合冷媒ガスは、利用しないでください。

上記の作業が行われていない場合、不良による返品・交換は受付ができない場合がございます。
万一、不具合が発生し、その原因がコンプレッサー以外にあると判断される
場合は、返品・交換対象外となります。
 

■適正圧力の目安について ◎高圧は、外気温度×1/20Mpa(メガパスカル) 又は (1/2kg/F) ◎低圧は、高圧圧力の 13〜16％(約15％)Mpa 又は (kg/F)   　例えば…　・外気温度30℃の場合(気温27〜28℃の時) 　　　　　　・高圧30℃×1/20=約1.5Mpa(15kg/?) 　　　　　　・低圧1.5Mpa×0.15=約0.2〜0.25Mpa(2.0〜2.5kg/?) 　　　　　　※高・低圧ゲージの適正圧力の目安 　※但し、ガス量が適量後で、エンジン回転数：1,500〜1,800p.mの時 　※外気温度とは、コンデンサの吸入口周辺温度です。

※高・低圧ゲージの圧力バランスが異常を発見します。

高・低圧ゲージの圧力が外気温度に対して、適正でなかった場合
焼き付き、異音の原因になります。